2021.05.20
こんにちは、ヤギです。
5月も後半に入り、雨が降ったり暑い日もあったり、夏に近づいてきていますね。
夏になるといろんな虫が出てきて、特に蚊は厄介ですよね。気づかぬうちに家の中にも入ってきていて、寝てる耳元をプーンと飛んだり、知らぬ間に刺されていたり…。
そんな夏になると蚊取線香を使う家庭も多いと思いますが、爬虫類を飼っている方は要注意です!
虫除け・殺虫剤に含まれる成分は爬虫類にも効いてしまう
一般家庭でもよく使われている渦巻型の蚊取線香や電気蚊取り(マット式・液体式のもの)、虫除け、殺虫剤などには、「ピレスロイド」という成分が含まれており、ピレスロイドが虫の体内に入ると神経系に作用して殺虫効果を発揮します。ピレスロイドは選択毒性といって特定の生き物にしか効かず、人や哺乳類・鳥類の場合は代謝により尿などですぐに体外に排出されるため影響はないとされています。
ただ、このピレスロイドは虫だけではなく爬虫類にも強く作用して、最悪死に至ることがあります。爬虫類以外にも両生類・魚類にも影響がありますので、爬虫類・両生類・魚類・虫を飼育している人は要注意です。
多くの虫除け・殺虫剤にピレスロイドは含まれているそうで、中には「ペットにも安全な虫除け・殺虫剤」などもありますが、これは多くの場合犬や猫といった哺乳類・鳥類のペットを想定した製品であり、爬虫類などには有害な可能性があります。
爬虫類を飼育している方は成分などを確認して、虫除け系の製品は注意して使用してください。

他にも気を付けたいポイント
換気のために窓を開けておくことも多いと思いますが、自分の家で蚊取線香を焚いていなくても他所の家から煙が入ってくる…といったこともあります。微量であれば即死ということはないと思いますが、注意したい点ではあります。
同じマンションの人がバルサンを焚き、その煙が他の部屋にまで流れ込み飼われていた爬虫類が死んでしまった、という事故もあったようです。これに関しては「バルサンを使うな!!」というのは難しいので悩ましい問題ではありますが、部屋の窓を開けておく時は周囲の環境に異変が無いか(煙たい、匂いがするなど)気にしながら窓を開けておくのが良いかもしれません…。
また、虫除けのためにアロマを使う方もいると思いますが、精油(エッセンシャルオイル)も取り扱いは注意しなければいけません。人間の場合は体内に精油の成分が入っても肝臓で解毒・分解・代謝されます。しかし爬虫類の体では解毒がうまくいかず、中毒症状が出たりする可能性が高いです。

爬虫類を飼っていてもできる蚊対策
爬虫類を飼っていると使える蚊対策製品にはかなり限りが出てきますが、たとえば「虫コナーズ ベランダ用(キンチョー)」などを玄関(外)、ベランダにぶら下げる、という方法で蚊を寄せつけないようにすることは可能です。玄関のドアを開けた時、窓を開けた時に蚊が入ってくる経路となりうる場所にそもそも蚊を寄せつけない、ということですね。
私もこの方法を試していますが、虫コナーズをぶら下げている時は基本窓は閉めておいて、洗濯物を干す時くらいしか開けないようにしています。(風に乗って殺虫成分が部屋に入ってくるのが怖いという理由)
また、庭に水溜まりや水を汲んだままになっているバケツなどがある場合はボウフラ(蚊の幼虫)が湧いてしまいますので、普段から水をきれいにしたり、手入れをしておくと蚊の発生を抑えられると思います。
他にも「殺虫灯」という、誘虫効果が高いと言われるブルーライトを光らせ、寄ってきた虫がそのライトに触れると高電圧でバチッと殺虫する製品もあります(虫が多い地域のコンビニ・お店などの屋外で時々見かけるやつ)。業務用が多いようですが、一般家庭でも設置できるものも販売されているようです。
爬虫類とともに夏を乗り越えよう
爬虫類飼育者にとって悩ましい問題ですが、うまく工夫しながら飼い主も爬虫類も元気に夏を過ごしたいですね。



